【2023年5月16日 1:15 AM更新】
西区の歯医者、松田歯科医院に勤務している歯科衛生士のKです。
私たちが普段考えている歯の健康問題といえば、最初に思い浮かぶのがむし歯かもしれません。しかし、歯周病は年齢を問わず、また、歯の痛みや腫れといった明らかな症状がなくても進行する恐ろしい疾患です。しばしば、40代から進行しやすいと言われますが、実は20代でも歯周ポケットが深くなり、歯周病が進行している方も少なくありません。
むし歯と歯周病は、日本人が歯をなくす原因のトップ2です。
どちらもお口の中の病気なので区別しずらいですが、原因と影響のある部位が異なります。
まず、むし歯について説明しますね!
むし歯は、主に食事の残りカスや甘い飲食物などから生じるプラーク(歯垢)の中に含まれる細菌が、糖分を分解して酸を作り出すことで起こります。
糖分というと砂糖が思い浮かびますが、お米やパンなどの炭水化物が唾液で分解されても歯の周りに糖分ができるのです。
この糖分から酸が生じて歯のエナメル質(歯の表面)を溶かし、時間とともに歯の内部へと進行していきます。放置すると痛みが起きたり、最終的には歯の神経まで達する心配があります。
その一方、歯周病は歯と歯茎の間の「歯周ポケット」にプラークができて、その中の細菌が炎症を引き起こすことで悪化します。
初期の歯周病は「歯肉炎」と呼ばれ、歯茎の腫れや出血を引き起こします。これが進行すると「歯周病」になり、歯を支える骨や組織が破壊され、歯がグラグラする、最悪の場合は歯が抜けるといった結末になることも、、、、
「むし歯」は歯そのものが酸に溶かされる病気で、歯周病は歯を支える組織が侵される病気と考えると、その違いが分かりやすいでしょうか。両方とも適切なケアと定期的な診察で予防・早期発見・早期治療が可能ですので、日々の口腔ケアと定期的な歯科検診をお勧めします。
歯周病の原因や症状は様々で、痛みを感じたり、腫れが出て初めて気づくことも多いです。早めに治療を開始すれば改善する可能性はありますが、進行してしまうと治療が難しくなることもあります。まずは、定期的な歯科検診を受けるのが大切ですね。
私たちが子どもの頃から受けているフッ化物洗口はむし歯予防に有効ですが、歯周病の菌はむし歯の菌とは別の種類です。なので、むし歯予防に加えて、歯周病予防も同時に行う必要があります。
「入れ歯になりたくない」
「歳をとっても美味しくごはんが食べたい」
「もっと昔から歯を大事にしていればよかった」
「今はメンテナンスが受けられていい時代だねぇ」。
これらは、メンテナンスを受けられている患者さんからよく聞く声です。
早いうちからの治療と予防、そして定期的なメンテナンスにより、歯を健康に保つことができます。そして、歯を守ることで全身の健康、さらには心の健康にも繋がるのです。大切な歯を守るために、歯周病予防の重要性も忘れないでください。
ちなみに、私たちは松田歯科医院のスタッフとして新潟市西区で働いていますが、私たちが提供する治療やメンテナンスは地域に限定されるものではありません。どなたでも、歯の健康に関心を持つ方なら、いつでも歓迎します。
さて、歯周病について話を戻しますが、この病気は歯茎の中に細菌が感染して始まります。そして、放置しておくと歯や歯茎、さらには顎の骨にまで影響を及ぼし、最終的には歯が抜けてしまうこともあります。また、歯周病は全身の健康にも影響を及ぼす可能性があり、心臓病や糖尿病、認知症などとの関連が指摘されています。
さらに困ったことに、歯周病は感染が進行しても痛みを感じないことが多いです。そのため、自覚症状がないまま進行し、末期的な状態になってから来院されるというケースが少なくありません。なので、症状がなくても定期的な歯科検診と口腔内ケアを続けるのがとても重要なのです。
これからも松田歯科医院では、日々の診療を通じて、患者さまひとりひとりの口腔内状況を把握し、早期発見・早期治療を目指します。そして、歯周病が進行しないように、適切な予防とメンテナンスを提案し続けます。
最後に、私たち歯科衛生士の役割について少しお話しします。私たちの仕事は、ただ患者さまの口腔内を清潔に保つだけではありません。患者さまが健康な歯を保つためのパートナーであり、そのための情報提供やアドバイス、サポートを行うのが私たちの使命です。
私たち歯科衛生士は、患者さんが笑顔で過ごせるためのサポートを行います。皆さんの「歳をとっても美味しくごはんが食べたい」という願い、それは私たちの願いでもあります。歯を大事にするための情報を提供し、一緒に健康な口腔環境を作り上げるお手伝いをさせていただきます。
「もっと昔から歯を大事にしていればよかった」という後悔をする前に、一緒に歯の健康を守りましょう。そして、皆さんが「今はメンテナンスが受けられていい時代だねぇ」と感じられるよう、水準の高いケアを提供したいです。
ここで覚えておいていただきたいのが、口腔ケアは自己管理が最も重要だということです。歯科衛生士は患者さんのお口の健康を維持するためにサポートしますが、毎日のブラッシングやフロッシング、そして歯科検診とクリーニングの継続は、患者さんにかかっています。痛くなくても歯医者に通うのは面倒かもしれませんが、歯周病予防だけでなく、全身の健康維持にも繋がるはずです。
意外かもしれませんが、お口の健康は全身の健康とも密接に関わっています。歯周病は、心臓病や糖尿病などの全身疾患のリスクを高めることが研究で証明されてきました。お口の健康を維持できれば、全身の健康を守ることにもつながるでしょう。
私たち歯科衛生士は、患者さんのお口の健康維持を目指しています。そのためには、患者さんにも口腔ケアについての知識を持っていただいて、適切なセルフケアを続けていただく必要があります。なので、私たちは施術だけでなく、口腔ケアのアドバイスや提案もさせていただくのです。
これからも、私たち松田歯科医院のスタッフは、皆さんのお口の健康と笑顔のために努力し続けます。健康な口腔環境を保ち、美味しく食事を楽しむために、どうか定期的な歯科検診とクリーニングをお忘れなく。そして、何か問題があればすぐにご相談ください。一緒に健康な歯を守っていきましょう。
それは入れ歯にならずに、自分の歯で美味しく食事ができることを実現するためでもあります。患者さんが「もっと昔から歯を大事にしていればよかった」と後悔することがないように、そしてもっと多くの方に「今はメンテナンスが受けられていい時代だねぇ」と感じていただけるように、日々精進してまいります。
最後になりましたが、一度きりの人生、歯も一度きりです。大切な歯を守り、美味しく食事を楽しむために、一緒に口腔ケアに取り組んでいきましょう。そして、何か問題や疑問があれば、いつでも歯科衛生士にお気軽にご相談ください。
歯科衛生士 K
(新潟市西区の歯医者、歯科医|松田歯科医院 勤務)
新潟市西区の歯医者、歯科医|松田歯科医院 の情報
住所:新潟県新潟市西区小針7-5-13
公式サイト:https://www.matsudadent-whitening.jp/
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