歯の白い斑点が目立つ(ホワイトスポット)


新潟市西区の歯医者、歯科医|松田歯科医院の院長 松田拓己です。

【略歴】

平成2年 新潟大学歯学部卒業

平成2年~5年 新潟大学歯学部付属病院口腔外科勤務

平成5年~6年 長野赤十字病院口腔外科勤務

平成9年 新潟市西区小針にて松田歯科医院開業

 

歯が白くにごって見える白斑(シミ)が気になるので、西区の松田歯科医院に来院された患者さんです。

Before_white_spot.JPG   

左右の前歯の先端に大きめのホワイトスポットがあります。

 

ホワイトスポットが気になりだしたのは学生時代からだったそうです。

 

歯を削らないでホワイトスポットを目立たなくしたいとご希望されたので、ドイツ製の薬剤「アイコン」で治療しました。

 

After_white_spot.JPG

 

歯の表面が白く変色する理由は大きく2つに分かれます。 

  ・初期むし歯
  エナメル質の形成不全
 

歯の表面にあるエナメル質はほぼ透明です。

 

透明なエナメル質がどうして白く見えるのでしょうか?

 

わたしたちが日常生活で使う透明な物質といえば、ガラスが思い浮かびますね。

 

でも、透明なはずのガラスが白っぽく見える場合があります。

 

ガラスにひびが入ったり、すりガラスになると白く見えます。

 

白くなる理由は、ガラスを通った光が乱反射するからです。

 

ガラスの中に空気の粒が入っている場合も、光が真っ直ぐ通過できないので白い泡に見えます。  Air_glass.jpgのサムネール画像

 

氷が白く見えたり、ビールの泡が白く見えるのも同じ理由です。

 

もともと透明な歯のエナメル質でも、内部に小さなすき間ができてしまうと白く見えてしまうのです。  

 

しかも、エナメル質の形成不全は歯の内部にできることが多いので、ホワイトニングのような表面だけの処置では改善できません。  

 

そのため、ラミネートベニヤなどの治療で削って型取りが必要でした。  

 

だからといって、むし歯になっていない歯を削るのはもったいないですし、再治療が必要になることも多いのです。  

 

そこで、歯を削らなくてもホワイトスポットの改善が期待できる「アイコン」という薬をご紹介しました。   Whitespot4.jpgのサムネール画像

 

Whitespot1.jpgのサムネール画像

Whitespot2.jpgのサムネール画像

Whitespot3.jpg

 

「アイコン」は歯の表面を薬で溶かして、ホワイトスポットの原因となっているエナメル質のすき間を露出させます。

 

エナメル質のすき間が表面に出てきたら水分をアルコールで飛ばして、すき間を透明な樹脂で埋めます。

 

「アイコン」で使用する透明な樹脂は、エナメル質と光の屈折率が近いので乱反射を抑える効果があります。

 

前歯に目立つホワイトスポットがありましたが、気にならない程度に改善出来て、喜んでいただけたのではないかと思います。

 

歯科医師 松田拓己

(新潟市西区の歯医者、歯科医|松田歯科医院 院長)

 

【通院回数】1回 【費用】79200円(アイコン治療2歯、税込)

 

電話:025-234-1112

 

 
《アイコン》のご説明
 
◎治療内容
・歯を削らずにホワイトスポットを目立たなくします。
・むし歯予防の効果がある材料なので歯を痛める心配がありません。
・治療は1時間程度で終了します。
 
◎費用:1本の歯で39600円(税込み)なので、2本の歯の治療費は79200円(税込み)となります。
 
◎副作用:まれにアレルギーを持つ方がいらっしゃいます。
 
◎リスク:吸水性があるので着色することがあります。ホワイトスポットが深い、または茶色の着色はホワイトニングの併用が必要となる場合があります。
 
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ホワイトスポットの治療(歯の白い斑点、歯のシミ、まだら模様、歯の白濁)

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